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作品は、効率的に嫌われるべきである?

今日は嫌われるお話。
好かれることは皆考えるけど、嫌われることはあまり考えないんじゃなかろうか。



動画に限らず、映画だろうがドラマだろうが、漫画だろうが小説だろうが、音楽だろうがゲームだろうが、全人類に好かれる作品なんてのはありえないですよね。

でもやっぱり、見てくれた人には自分の動画を好きになってもらいたいし、できるだけ多くの人に好かれるような動画作りを心がけたりするものなわけです。

人それぞれに好みや価値観や経験や思想があって、人それぞれに世界の見え方も見方も違うんだということはきっと誰だってわかってるんですが、その反面それでも懲りずに他人と何かを共有することを望んでしまうんですなあ。

でも自分の作品を好いてくれる人がいるということは、その裏側にはやっぱり作品的に合わない、極端に言えばその作品を「嫌っている」人がいるということになります。
これはきっと僕らの認識の外にあるだけで、どんなニコマスの名作にもそれを嫌う人がいるはずなのです。
特にニコマスは否定的なコメがつきにくく、気に入らない人はマナー良く黙って退出してくれるので、余計に動画を「嫌ってる」人の存在が薄れてしまう傾向にあると思います。
声に出して(コメに書いて)意見や感想を出す人々の後ろには、その何倍もの沈黙する視聴者がいるわけですよ。
それら沈黙する人々は声こそ出しませんが、だからと言って何も考えてないわけじゃありませんし、何も感じていないわけでもありません。
コメントしないけど、黙ってマイリスに入れて何度も再生して楽しんでる人もいれば、あまりにその動画が嫌いすぎてタイトルとサムネを見た段階でジェノってる(ジェノる段階にすら到達してないかw)こともあるでしょう。

僕ら動画を投稿するPは、視聴者の意見として特にコメを重視します。
しかし、そのコメは限られた一部の人間の声でしかないということを忘れてはならないわけです。
たしかに、黙って見ている人の想いより、わざわざコメントにして送ってくれた視聴者の想いのほうが、伝わる重みとしては重いですw
でも、「自分のネタを笑ってくれる人(感想や意見をくれる人)」の前でしか芸を披露しない(のことしか考えてない)芸人(P)って、かっこわるいじゃないですか。
やっぱりエンターテイナーの端くれとして、まだ笑ってない人を笑わせるような、どんよりしてる人を元気にするような、疲れてる人を癒すような、そんな芸を披露すべきだと思うわけです。
いや、べつにニコマスPにそれを強制するつもりはないんですけどw

それでも「伸びる伸びない」とか数字のこととかを気にするのなら、自分の作品の評価が気になるのなら、その動画を伸ばす張本人、数字を作り出す張本人、評価を下す張本人である「視聴者」のことを考えないとどうしようもないわけですよ。
自分さえ良ければいいなんてスタンスで適当な動画作って垂れ流すのはたしかに自由ですけど、だったら伸びないとか評価されないとか、そんなことを言うのは筋違いってもんです。
自分は好き勝手やってても、それが人から評価される動画になっていることもあるでしょう。
実際ニコマスには、Pがフリーダムに振舞っていても、それが受けている作品がいっぱいありますし。
ただし、だとしてもそれはただの偶然であって、そんな前例を見て、フリーダムに適当に作っても「動画は評価されるべき」だなんて傲慢な考えをもってはいけませんよね。

伸びたいなら、評価されたいなら、視聴者のことを真剣に考えないといけません。
しかし最初に書いたように、全ての視聴者に愛される作品を作るのは不可能です。
絶対に、好みに合わないと感じる視聴者が生まれてしまいます。
「視聴者の為に良かれと思って」文字送りを遅めに設定したノベマスは、ある人達からは表示が遅いと嫌われるわけです。
動画において何かをすれば、それはある人々に歓迎され、ある人々のヒンシュクを買います。

素晴らしいダンスシンクロで構成された、ノーマルかと見紛うばかりのコラボPVも、好きな人は好きですが、地味だと言って嫌う人もいるでしょう。
エフェクト山盛りの煌びやかなPVも然りです。
教養講座だって、架空戦記だって、何だってそうです。

じゃあ、動画が何やったってどうしても誰かに嫌われてしまうなら、出来るだけ少ない人数に嫌われて、その代わり出来るだけ多くの人に好まれるようにするしかない、と言えるのではないでしょうか。

つまり、同じ嫌われるなら、効率的に嫌われたほうがいいわけです。

1人に嫌われるような演出で、10人の人が「いい!」と言ってくれるなら、自然とその作品の評価は高まることになります。
つまり評価を高めるために重要なのは、いかに好かれるかということではなく、いかに嫌われるかということではないでしょうか。
コメントを書いてくれて、マイリストに登録してくれるような活発な視聴者に目を奪われるのではなく、その影に隠れてサムネで回避してたり、黙って途中でジェノっちゃったりするような、沈黙する視聴者をしっかりと観察することではないでしょうか。

視聴者一人一人の趣味趣向のスイートスポットを、それぞれ完璧に打ち抜くなんて不可能ですが、視聴者一人一人の嫌いな作風や嫌いな雰囲気なんかを、やんわりと大体回避することなら、そこまで無茶苦茶な難易度ではありません。
好かれることよりも、嫌われることに注目したほうが、結果的に動画の評価を高める効果があるのではないかと思います。

視聴者に「好き!!」と言ってもらうのは難しいですが、「まあ、嫌いじゃないよ」と言ってもらうのはそこまで難しくありません。
とりあえず、この「まあ、嫌いじゃないよ」のラインを狙って動画を作れば、あとは勝手にツボにはまった人が「GJ!!!!」とか「感動した!!」とか言ってくれるわけですw

名作はPが作るのではなく、視聴者が作り出すものです。
Pが自信作と言い張っても、誰も反応しなければそれは駄作です。
Pが暇つぶしですwwwwと言い訳しても、みんながそれを認めればそれは名作です。

裏を返せば、名作とか良作とか傑作とか大作なんて、そういう意味しかないということにもなります。

皆がそれをどう思うか、なんていう情報は、本来動画を楽しむときには必要ないのです。
何万人が絶賛しようと、それを見る自分は一人だからです。


しかしそれでもやはり周囲の評価が気になるのが人情。
動画が伸びたら嬉しいし、作品が評価されるのはありがたいものです。

で、あるならば。
いかに目を惹く素晴らしい点を増やすかではなく、まずいかに視聴者を冷めさせるマイナス要素を排除し、嫌われる要因を無くすかということに注力することが大事じゃないでしょうか。

作品は効率的に嫌われるべきです。

「動画の評価」とは、いかに少ないリスク(嫌われた人数)で、リターン(好かれた人数)を得るかという話です。
それには、好かれることよりも嫌われないことを目指したほうが近道でしょう。
もちろん、嫌われない動画作りは好かれる動画作りよりは幾分簡単でも、やはり難しいことに違いはありません。
普段隠れているような沈黙する視聴者について考える、敏感なアンテナと深い洞察力が必要になります。

そして、そのレベルの視野と視力を持っている人は気付いているはずですが、アイマスやニコマスが好きな人なんて、世の中の極々一部なんですよね。
最初から評価とか数字とか気にしてるなら、そもそもこんなうっすいパイのところで作品作ること自体が戦略的失敗になるわけで、やはりその戦略的不利を承知でアイマスとニコマスを選ぶなら最初からある程度評価や数字は度外視して然るべきではないかなと思います。
つまり、本当に評価が欲しいなら二次創作とかやって人様の作品に乗っかってる場合じゃないだろwwwwという、別の観点からの根本的問題も絡んでくるわけですね。
まあこれはまた違うお話になるので、今回は書きませんが。

数字と評価はあまり関係しない、ということは以前にもちょっと書いたような気がしますが、視聴者の評価とPの評価もあまり関係しないんじゃないの? ということを言いたかったのです。

名作なんて、どこかの誰かがそう言ったらそれで生まれてくるものです。
毎度毎度名作を作る凄腕のPがいるのではなく、毎度毎度絶賛する沢山のファンがいるだけなのです。
評価ってつまりそういうことじゃないだろうか。

一応念のためですが、べつに視聴者の評価なんて無意味だぜヒャッハー! とか言いたいわけじゃないです。
そうじゃなくて、評価される作品とはイコールPが自身で納得できる動画だとは限らない、ということです。
「よし! 今回は視聴者のことを超考えた! これは伸びる!」というPの満足が、視聴者の評価を保証するものではない、ということですね。
こうして書くと当たり前のことですがw
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すごく…長かったです・・・笑
効率よく嫌われる方法をご享受してくれるかと思いきや、
別の方向に話が言ってびっくりしました^^
実際ニコマスはビジネスじゃないですけど、市場として今のニコマス、
ニコニコ全体を見渡すと、めちゃくちゃ冷え切ってますよね~
個人的には自分の思う作品を作って、
まあそれを好きだと言ってくれる人に見てもらえればいいという考えですし、
あくまで僕は趣味のレベルで、しかし人を感動させることのできるニコマスに、
自分の夢の実現を見出した口なので、冷え切った市場でも寂しいですが、
構わないと思ってます。
今のニコマスで再生数だのなんだのを狙うのは難しいし、賢明じゃないですよね~
まあなんにせよ見てくれる人のことを考えて作るしかないですよね。

的外れかつ、長文失礼しました^^;

>>ぷっつんP
え、このブログの記事としてはそこまで珍しくない長さですよ?ww

まあ結局人それぞれやりたいこととか、求めてることとかあるだろうし、好きにやるのが一番なんですけど。
でもその好きにやるということがどういうことで、評価されるということがどういうことなのか、というのははっきりさせておく必要があるだろうと。

あと、ニコマスの盛衰に関する話題はこれまた長文記事を過去に書いたことがありまして、こちら読んでいただくと、概ね自分の考えはご理解いただけるかなと思います。
http://whatontological.blog56.fc2.com/blog-entry-62.html
まあ、ご興味があればどうぞw
でも長文だから、時間があるときのほうがいいよ!

こういうコペルニクス的なお話を待っていました、というか私もしたかったと言いますか…。
マイナス方向にプラスの考え方をするというのは私のYES♪的観点からも「後ろ向きになった時は後ろが前に変わるんだ」とかっちりハマって(とらえ方を変える必要はありますが)非常に興味深く読ませていただきました。
ありがとうございましたぁっ!!!11

>>大埼さん
コペルニクス的かどうか、というのはともかく、事象を整理すると大きな力を持っているのは沈黙する視聴者ではないかな、と思いまして。
確かに、この記事で言っている「効率よく嫌われる」とは、「効率よく好かれる」と同義ではありますが、意識を嫌われることに注ぐため「効率よく嫌われる」という表現を使っております。
その逆発想は、言われてみるとコペルニクス的と表現することも出来るかもしれませんねw

作品を送り出す身としては、自作品が嫌われることというのは中々受け入れ難いものですが、それを不可避の事実として受け入れなければ、我々の視野に現実がきちんと映らないわけですよ。
問題を解決するためには、まず問題を問題として正しく認識するところから。
ということで、嫌われたくないからこそ嫌われることを考えなくてはならない。というお話でしたw

大埼さんの記事も非常に興味深く拝見してます。
リンクも貼らせていただきますので、今後ともよろしくお願いしますね!
アンケート結果公開中!!
ニコマスライフに関するアンケート結果を公開中!!
どうぞご覧下さい!
こちらから
twitter
dbdbP
http://twitter.com/dbdbP
やよいが歌ってるだけbot
http://twitter.com/yayoi_utau
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Author:dbdbP
PV系が主戦場。だけど他の畑にも行ってみたい。そんな繊細なお年頃。ネタ作品はあまり作らないけど、頭の中はネタだらけなの。
みんな甲乙つけがたくて誰が俺の嫁とか選べないけど、そこを敢えて断腸の思いで一人選ぶなら、間違いなくダントツぶっちぎりで春香さんですね常考。
リンクに連絡は不要です。好きにやっちゃって!
でも連絡を頂いたら、喜んで相互リンクさせていただきます。
※あまりにアイマス・ニコマス・dbdbPと無関係すぎる歪みねぇサイトはダメかも?

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