スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ノベマスについて考えてみる。その2

図らずも分割することになってしまった長文企画、「ノベマスについて考えてみる」その2です。

前回でノベマスって何さ? ということにひとまずの解答を得たとして、今回はノベマスの魅力とは何か、と言うことについて考えてみたいと思います。

ノベマスの魅力、と一言に言いますが、これには二つの側面からの分析が可能です。
つまり、見る側におけるノベマスの魅力と、作る側におけるノベマスの魅力です。
このそれぞれの側面を考えなければなりませんが、まず見る側にとってノベマスが魅力的だったからこそ、作る側に回る人が増えていったと考えて問題は無いと思います。
ですから、先に見る側におけるノベマスの魅力を分析してみましょう。

●見る側にとってのノベマスの魅力

アイマスというゲームの魅力は色々ありますが、そのうちの一つに、アイドル候補生である女の子とのコミュニケーションがあります。
春香大好きな自分としては、全週営業一択でもいいくらいですw
誰だってお気に入りの女の子との会話をもっと楽しみたいと思いますよね。
ノベマスというのは、その欲求の上に生まれてきたものだと思うんです。
原作にある会話シーンや、キャラの人柄に関する描写は限りがありますから、それ以上のものはファンの想像で補うしかありません。
遥か昔からギャルゲーやエロゲーの傍にSS文化があったことを考えれば、ノベマスというジャンルの誕生は不思議なことではありません。
アイドルの姿を、女の子の姿をもっと見たい、その世界を感じていたい、という根本的な欲求がノベマスやニコマスを支えているわけですね。
とりわけノベマスが優れているのは、もしもこうだったら、という空想を形にすることができる点です。
まあ同様の表現は他の形式のニコマスでも出来るでしょうが、最も得意なのはノベマスでしょう。
たとえば、「もしもあずささんが本当に嫁だったら」、「もしもとかちが本当に妹だったら」、「もしもアイドルたちが普通の学校生活を送っていたら」なんていう魅力的なシチュエーションを、描くことが出来ます。
そしてこれらのシチュエーションにおいて展開される物語を見てみたい、と思うアイマスファンは少なくないはずです。
こうした単純な欲求以上に、純粋に素晴らしい物語を描くうp主が現れれば、それだけでその動画には魅力が生まれるわけですから、ノベマスが隆盛するのは当然の成り行きでしょう。
そもそも、ノベマスの動画形式というのは、いわば操作の必要ない(オートモードの)ノベルゲームやアドベンチャーゲームと言い換えることも出来、視聴者に馴染みの深い形態を持っています。
それ故楽しみ方も簡単で解りやすく、好きなゲームのキャラが興味深いシチュエーションで活躍する様を無料で楽しめるとあっては、人気が出ないわけがないのです。


こんなに面白くて人気なノベマスですから、当然ファンが増えます。
ファンが増えれば、その中から作る側へと回る人が出るのが自然の流れで、そうなればどんどんノベマスの世界は大きくなっていきます。
次は、その作る側へと回った人たちにとって、ノベマスの魅力とは何なのか、を考えてみましょう。


●作る側にとってのノベマスの魅力

最初に申し上げますが、自分はニコマスPですがPVしか作ったことがありませんw
ただノベマスにも興味があるので、このような長ったらしい考察を行っているわけです。
ですから本来、ノベマスを作ったことがない自分が「ノベマスを作る側にとってのノベマスの魅力」を語るのは筋違いなのですが、これも一つの重要な考察点だと思いますので(特にノベマスPの皆様は)寛大なるお心でお読み下さいw

さて、ノベマスを見ているだけだった人が、その内作る側へと変わって行く。
その流れはごく自然ですが、ことノベマスに限っては、非常にその数が多いのではないかと思うのです。
たとえば、自分なんかは先人達の素晴らしいPVに感動して、そうしてPV系のPとなったわけですが、PV系ニコマスというのはニコマスの根源とも言える一大ジャンルであるにもかかわらず、新規参入を図るには少々敷居が高いようです。
とくに今現在のPV系ニコマスはニコ動全体からも一目置かれるほどの技術力を誇っており、最近デビューしたPなんかは処女作ですら、キャラ抜きやAEによるエフェクト、自作背景まで備えていても珍しくありません。
ですがそれらの動画を作るためには、高額なソフトや相当のスペックのPC、十分なキャプチャ環境、編集や動画に関する知識は当然として、デザインや演出への造詣も必要です。
素人が趣味で片手間にやるような次元ではありません。
ところが、ノベマスはべつにソフトを買わなくても作ることが出来ます。
作りたい! という情熱を持っている人が、気軽に参加できるのです。
MADとしては、健全な制作環境ではないでしょうか。
PVもソフトを買わなくてもWMMとかNiveとかで作れなくはないですが、765コマンド前に手抜きでキャラを抜いた偉大な先人クラスの労力と努力と情熱が必要になるでしょう。
ノベマスの作り方も色々と種類があると思いますが、制作からうpまで全てフリーソフトを使用しても、高いクオリティの作品を作ることは可能です。
この、要求される技術・環境の易しさが、ノベマスを作るにあたっての一つの魅力です。
また、ノベマスはその表現の中核を文章が、つまり物語が担いますが、その物語を作者が自ら書くことによって、伝えたいメッセージやクロースアップしたい焦点を明確に操作できます。
例えばPVにおいて、可愛くて可愛くてたまらない春香を表現することはできます。ノベマスでもできます。
ですが、PVで、肝試しで怖がってPに頼りたいんだけど強がってしまう可愛い伊織、を表現するのは至難の業です。でもノベマスならできます。
簡単に言えば、できることの幅が無限に近い。ということが言えるでしょう。
ノベマスは、思いついたことを実現できる可能性が一番高いニコマスジャンルなのです。
これは、言語を表現方法の中核に持つノベマスならではの強みです。
本来言語には、表現不可能なものなどありません。人間の考えることすべてを、言語は完全に表現できます。
なぜなら人間は思考に言語を用いるからで、言語によって表現できないものなど、例え存在しても人間はそれを思考できないからです。
つまり、潜在的にノベマスは、完全な表現力を持っていると言えます。


こんなに素晴らしいノベマス。見る側にも作る側にも魅力がいっぱいです。
書いてたら自分も作りたくなってくるほどにw
でも、こんなに魅力的なノベマスにも何か弱点があるはずです。
良い面があれば悪い面もあるわけで、ノベマスの魅力だけを取り上げてノベマスを語るのは短絡的だと言えるでしょう。
次は、ノベマスの弱点について考えてみます。


●ノベマスの弱点


1.全体数と実体数

さて、ノベマスの弱点って何さ? を考えるにあたって、昨今のニコマス事情を見てみましょう。

※動画のカウントはタグ検索を使用しております。カウントも計算も、集計期間の線引きも適当です。厳密なデータではありませんのでご注意下さい。

先日は色んなお祭があり、その影響でニコマス全体の動画投稿数が上がっていると思われますが、dbdbが適当に調査したところによると直近一ヶ月の動画投稿数は平均して約120件/日でした。
一日に120件前後の新着ニコマス動画が投稿されるわけですが、ではその中にノベマスがどれくらい含まれているかと言うと、平均して約18件前後がノベマスであるようです。
シェアにして15%。これは結構な数字です。きちんと調査してないので何ともいえませんが、投稿されるニコマス作品をジャンル別に大別すると、ノベマスのシェアがかなり上位であることは予想できそうです。
なんとなく、「最近ノベマス多いなあ」と感じていた皆さん。どうやらその感覚は、間違いではないようです。
実に一月に投稿されるニコマス作品のうち、約1/7はノベマスが占めていたのです。
多種多様な作品が投稿され、ジャンルも無数に存在する広大なニコマスの世界の1/7ですよ。これはものすごい勢力です。
作者に焦点を当てれば、ノベマスが一大ジャンルであることがよくわかります。
ですが、視聴者側から見るとどうでしょうか。
ノベマスはその性質上、シリーズ物であることが多いのです。
もちろん単発の作品も多くありますが、投稿されているノベマス作品数=ノベマスのタイトル数ではありません。
ではdbdbが適当に集計した直近一ヶ月に投稿されたノベマス作品560件中、個別タイトルはいくつあったのかというと、タイトル別にカウントすると260件でした。
ちなみに、タイトル別集計は完全に独断と偏見と先入観で適当に行いました。番外編とか、○○編とか、同一のシリーズであることを思わせるタイトルは全て同一タイトルであるとカウントしています。
ニコマスの新着動画の15%を占めるノベマスですが、実質の作品タイトルとしての数は、そのシェアの46%程なのです。
残りは同じ作品の第二話とか、第三話とかなわけです。
それを加味して改めてシェアを考えると、ノベマス作品の実質シェアは半分以下の7.2%にまで下落します。
シリーズ物のノベマスは、最初から物語を追っている視聴者以外、サムネに釣られてやってきた人ぐらいしか、途中で入ってくる人はいません。
再生数やマイリスが第一話を超えるなんてことはほぼあり得ないのです。
自分も、新着動画に「【NovelsM@ster】なんたらかんたら第21話」とかあってもちっとも見る気がしませんw
たとえ「お! こんなコラボノベマスがあったのか!」と興味を持った人がいても、そういう人は絶対第一話へ飛んでから見るはずで、途中から見始める人なんていないでしょう。
つまり、15%から7.2%へ下落したその7.8%分は、クリックする気の起きない、興味の惹かれない、あってないような存在だったのです。
この辺り、昨今の実況プレイ動画の状況と似ていますね。
新着動画一覧にはシリーズ途中の動画が現れるので、集客力は弱いにもかかわらず、数だけは大量に投稿されているように見えます。
しかも、当然最初からシリーズを追っている人しか見ないので再生もコメントもマイリスもあまり伸びません。
特にシリーズ物は最新回とか第一回目の動画にマイリスをして更新をチェックする人が殆どなので、シリーズの途中のマイリスなんてのは人気作でも少なくなる傾向があります。
そんな淋しい状況のノベマス作品を見て、ノベマスを普段見ない人は、伸びてない=つまらないんじゃないか、という先入観を持ち興味を失います。
それが悪循環を生み、ノベマスはそろそろ危ないんじゃないかと危機感を持っている方々もいらっしゃるくらいです。
この全体数と実体数の落差が、ノベマスの抱える一つの特徴であり、角度によっては弱点にもなっていると思います。


2.ノベマスの本質が、どこまで行っても文章表現であるということ

前回、ノベマスとは文章表現を中核とした、アイマスへの愛の溢れる作品である。という定義を行いました。
つまり、ノベマスの本領は文章であり、物語なのです。
ですが、視聴者は表示されている数多くの動画一覧の中から、ノベマス作品の物語を予め把握して見る作品を選んでいるわけではありません。
動画一覧において示されるのは、タイトル・サムネ・再生数・コメント数・マイリス登録数・投稿者コメントの一部・最近つけられたコメント、たったこれだけです。
PVであれば、使用した楽曲、登場するアイドル、映像の雰囲気をタイトルやサムネで何となく伝えることはできます。
ですがノベマスでは、タイトルで中身を説明するにも限界があり、サムネで雰囲気を伝えるのも難しいわけです。
そうなれば当然見る側は中身が想像できない何かよくわからないものに、貴重な時間を割く勇気を失います。
PVなら長くても5分やそこら眺めるだけで済みますが、ノベマスは長いものなら30分とかの時間、文字を追わなければならないのですから、見る側にある程度のコストを支払う覚悟が必要になってくると言えるのではないでしょうか。
この点もまた、ノベマスの持つ弱点であると思います。



3.伸びる、ということへの意識

これは何もノベマスに限ったことではありませんが、多くのPの伸びるということへの意識がずれているように感じます。
今現在のニコマスは超格差社会です。
タグの中には、「2万PV以下限定名作アイマス動画」なんてのもあったりしますが、実はこの2万という再生数を持つ動画は、かなり上位の作品になります。
現在アイドルマスタータグを持つ動画は64000件ほどありますが、再生数が2万を超えればこの全動画を再生数順にソートした際の上位5%に入ります。
上位20%ならどうかというと、再生数5200近辺で入ってしまうのです。
もちろんこれは、動画の投稿時期を無視していますから、厳密な順位付けではありません。
ですが、再生数5000ちょいで上位20%という事実は、皆さんの認識を変えるに十分なものではないでしょうか。
上位50%で考えると、何と再生数1500に届けば全体数に対して半分より上の順位になってしまうのです。
まあ、これは再生数の集計期間とか、そういうのを考慮して厳密なデータを元に計算すればいろいろと考察できそうなんですが、そもそも一つ一つの動画がそれぞれ違った味と価値と人気を持っているものを、すべてひっくるめて再生数だけで評価していいのかどうかという議論も必要な気がしますし、あまり深く掘り下げないようにしましょう。
とにかく、普段我々が目にするような数万PVとか数十万PVとかの作品は、それはそれは恐ろしいほどの大ヒットを成し遂げた怪物的作品なのです。
アレは伸びた、という表現の次元ではないと思います。
再生数が5000に届くようなら、十分伸びています。あくまで、数字の上の相対的な話ですが。
おそらくニコマスの再生数の平均を出せば、2万とかそれに近い数字がでるのかもしれませんが、その平均値以上の数字を持っているのはごく僅かの動画で、しかもその動画が桁違いの再生数を持っているのです。
ノベマスは何かいまいち伸びない。と思われているかもしれませんが、まあそれは勘違いです。
ただし、一日に平均120件もの新着動画が投稿されるニコマスですから、よっぽど熱心に新着チェックをしている人でもない限り、一つ一つの動画をちゃんと見て吟味するなんてことは不可能になってきていることは事実でしょう。
昔なら皆がとりあえず見てくれたニコマスですが、今はある程度引き寄せる力がないと再生すらしてもらえません。
そういった状況の変化があることは確かだと思います。



ここまでで、ノベマスの魅力、弱点などを考えてみましたが、いかがでしょうか。
はっきり言ってノベマスの何が魅力か、何が欠点かなんてのは人それぞれあるでしょうから、ここで大上段から振りかぶって御託を並べたところで、あまり意義があるとも思ってません。
ですが次回、ノベマスの現在の状況と今後の動向について考えるにあたり、一度ノベマスというものの概要について考えておく必要があるだろうということで、dbdbなりの分析をさせていただきました。それが前回と今回の内容というわけです。

次回、いよいよ(?)dbdbの言いたいことが書けるだろうと思いますのでw、よろしければまた次回もお付き合い下さい。

次回予告
・ノベマスは簡単なジャンルなのか?
・MADの飽和状態
・ノベマスの未来とは
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

アンケート結果公開中!!
ニコマスライフに関するアンケート結果を公開中!!
どうぞご覧下さい!
こちらから
twitter
dbdbP
http://twitter.com/dbdbP
やよいが歌ってるだけbot
http://twitter.com/yayoi_utau
プロフィール

Author:dbdbP
PV系が主戦場。だけど他の畑にも行ってみたい。そんな繊細なお年頃。ネタ作品はあまり作らないけど、頭の中はネタだらけなの。
みんな甲乙つけがたくて誰が俺の嫁とか選べないけど、そこを敢えて断腸の思いで一人選ぶなら、間違いなくダントツぶっちぎりで春香さんですね常考。
リンクに連絡は不要です。好きにやっちゃって!
でも連絡を頂いたら、喜んで相互リンクさせていただきます。
※あまりにアイマス・ニコマス・dbdbPと無関係すぎる歪みねぇサイトはダメかも?

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
dbdbとの連絡はこちら
作品マイリスト
RSSリンクの表示
リンク
ミテマスヨー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
検索フォーム
こんちゃ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。